2012ガス主任技術者試験 理解度テスト 消費機器 消費機器の理解度テストです。問題の難易度レベルAは甲種レベル、Cは乙種レベル、Bは甲種乙種共通レベルです。 勉強 - その他 消費 ガス主任 消費機器 理解度テスト Q1問題 Bレベル ガスとガス機器の対応についての説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①同じガス機器で2種類以上のガスを良好に燃焼させ得る範囲にある場合に、それらのガスをガス機器に対してガスの互換性があるという。②ガスの互換性を判定する際には、インプットと燃焼速度が重要な因子であるが、これらに対応する数値として、ウオッベ指数と燃焼速度指数が多く用いられる。③ウオッベ指数とは、ガスの発熱量をガスの比重で割ったものをいう。④不完全燃焼、フラッシュバック、リフティング等のおのおのについて良好燃焼範囲を求めて図に表わしたものを互換性図と呼ぶ。 Q2問題 Bレベル 機械換気についての説明で、正しいものはどれか。 選択肢a 2つの送風機で吸気口から空気を送り込んで排気口から空気を送出する方法、一般に窓がない機械室などで使われる方式を第2種換気という。b 送風機で空気を送り込んで排気口から空気を押し出す方法で、ガス機器を設置する部屋の換気には適さない。方法を第3種換気という。c 室内の適当な位置に吸気口を設け、室内空気を送風機によって屋外に排出し、外気を吸気口より室内へ自然に流入をさせる方式で、住宅の換気はほとんどこのタイプである方式は、第1種換気という。d 換気扇の取り付けられている部屋全体の空気を入れ替えることにより、汚れた空気も同時に排出する方式を全体換気方式といい、汚染空気の発生場所を局所的に換気する方式を局所換気方式と呼ぶ。 Q3問題 Bレベル 給湯暖房用熱源機に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①暖房温水循環回路で冬季に湯温は高温になり、膨張し、圧力が増す。この膨張を吸収するのが、シスターンである。②熱動弁は、弁を急激に開閉すると、ウオーターハンマー等の恐れがある。③温水循環水の漏水は空だきになる恐れがあるため、シスターンの水位を監視し、漏えいを判断している。これを漏水検知機能という。④多くの給湯暖房用熱源機には、パソコンの電装基板に接続し、熱源機内のマイコンと直接やりとりをして熱源機の情報を引き出せる修理支援システムを搭載している。 Q4問題 Aレベル 家庭用ガス機器に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①ガス温水床暖房は、足元から暖かく、ヒートショックがない一様な室温が得られる。②浴室暖房乾燥機は、生活シーンに合わせて暖房、乾燥、涼風の3つの機能を備えている。③アメニティドライ機能は、冷房運転にて湿気を取り除いた空気を温水熱交換器で再加熱することで、室温を下げずに除湿運転を実現する。④赤外線ストーブが全一次空気の燃焼方式を採用しているのに対し、スケルトンストーブは、ブンゼンバーナーでスケルトン(特殊耐火陶器、金網)を加熱し赤熱せるものである。 Q5問題 Cレベル 点火装置、制御装置の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①クイック点火とは、熱電対の起電力が発生するまでの点火初期は、乾電池で充電されたコンデンサの放電電流でガス弁を強制的に励磁吸着させ、その後は燃焼による熱起電力によって継続して保持させるものである。②スローイグニッションとは、先止め式の湯沸器などで、メインバーナー着火時、ガス弁が一気に全開になると爆発的な着火となる。これを防止するため、ガス弁が急に開くのをやわらげ、安全にメインバーナーを着火させる装置である。③水量制御のワックス式サーモエレメントとは、エレメント内にワックスサーモを封入して、温度変化によるワックスの膨張、収縮を利用して水量を制御するものである。④圧力制御には、ガス圧を一定に保つ水ガバナーと水圧を一定に保つガスガバナーがある。 Q6問題 Bレベル ガス器具の接続に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①接続具の安全性は、お客様がガス接続するもの、ガス接続にかかわらないものを合わせて、脱着が容易な迅速継手を使うこととしている。②ガスコードとは、内径が8mm以下の鋼線で補強されたゴム製ホースの両端の迅速継手または継手のついた定尺の接続具である。③強化ガスホースとは、ゴム管の可とう性を活かし、耐切断性能、耐候性等に優れた接続具である。④ガスコンセントは、コンセント継手を接続するだけで、栓が自動的に開き、外すと閉じる構造となっており、万一接続具が外れても、ガス流出の心配がない。 Q7問題 Cレベル 業務用ガス機器に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①食品安全性の要求の高まりなど厨房を取り巻く環境が変化し、業務用ガス厨房機器についても、厨房内の温度を上昇させる原因となる輻射熱の発生や排気熱の拡散を抑える構造をもった「低輻射熱機器」の開発が進んでいる。②フライヤーには、油槽の底面の加熱により油温を上昇させる「鍋底加熱式」と油槽内の浸管で加熱させる「浸管式」がある。また浸管式の一種で高性能なパルス燃焼式がある。③業務用のオーブンには、ガススチームコンベクションオーブンやコンベア式オーブンがある。④ウオーマーとは、ウナギのかば焼きや焼き鳥、焼き魚などを調理する機器である。 Q8問題 Bレベル 蒸気ボイラーに関する説明で、正しいものはどれか。 選択肢①蒸気は、加圧状態で蒸気を発生させることで温水では不可能な100℃以上の高い温度の熱の運搬が可能となり、温水に比べて一度に大量の熱を運ぶことができる。②貫流ボイラーとは、大口径のドラムの内側に燃焼室を有し、燃焼ガスがこれらの中を流れドラムに満たされた水が加熱される。立ち上がりに時間を要する。③炉筒煙管ボイラーとは、上部に気水ドラム、下部に水ドラムを有し、その間を多数の水管で結んだもので、主として水管により熱伝達を行う。④水管イラーとは、上部管寄せと下部管寄せの間を複数の垂直な水管で結んだ構造である。下部管寄せから給水し、垂直な水管を加熱することで、水か水管を上昇する間に気水混合状態にし、蒸気と水を分離して蒸気を得る。 Q9問題 Bレベル 遠赤外線暖房に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①遠赤外線とは、強い熱作用と浸透性を持ち、途中の空気を暖めることなく、直接身体や床、壁などに浸透し、内部から温める性質を持っている。②バーナーで作り出された高温燃焼ガスは、燃焼筒、放射管を通り、屋外に排出される。燃焼筒、放射管は通過する高温の燃焼ガスにより、セラミック特殊塗料で仕上げられた表面から多量の遠赤外線が放射される。③特長としては、壁面や天井に設置することができるので床スペースを有効に活用できること、屋外や大空間でも十分な暖房効果が得られること、温風の流れがないため、空気の流れを起こしたくない空間を暖めることができる。④遠赤外線のサウナ室内温度は従来の対流式サウナと比べて高く、十分な体感温度が保たれる。 Q10問題 GHPに関する説明について、誤っているものはどれか。 選択肢①冷媒の状態を変化をさせて冷房や暖房が行われるが、横軸にエンタルピ、縦軸に圧力を取り、冷媒の状態や値をグラフにしたものをモリエル線図という。②GHPの成績係数は、冷房の場合 冷房能力/(ガス消費量+電力消費量)で表される。③GHPは、電気式に比べ、暖房の立ち上りが速く、外気温低下の影響を受けにくく、外気温低下による効率、能力の低下があまりない。④マルチタイプのGHPとは、複数台の室外機で複数台の室内機を個別運転することが可能である。